誰のものさしで生きているか?
前回は、ひとりビジネスで“自分”を表現する方法の全体像についてお伝えしました。今回は、その一番大切な土台である「あり方」について。そもそも「あり方」とは何でしょうか?色んな解釈があるようですが、ここで言う「あり方」とは、『自分が何をする人として存在したいか』ということです。職業や肩書きではなく、“本当は”何をしていきたいのか?その本音の部分が「根っこ」になります。
しかし、「自分が本当はどうしたいのか?」が見えづらくなってしまっている人が多いのも事実です。「売れるから」「流行っているから」「すごいと言われるから」。そんな他人のものさしが、気づかないうちに自分のものさしになっていることがあるのかもしれません。
外側の基準でビジネスを作ろうとすると、“自分”が不在になり、ものごとが滞ってしまいます。必要なのは、その基準を“自分”に戻してあげること。では、どうすればそれができるのでしょうか?以下の4つの項目を活用して、内側を掘り下げてみてください。
“あり方”を見つける4つの視点
1)価値観 ── 何に価値を感じるのか?
頭で考える「こうした方がいい」ではなく、自分の本心が何に価値を感じるのかを明確にします。思考は一旦休ませて、身体で感じる高揚感や違和感などの「感覚」から、自分の本心を知ってください。
2)能 力 ── 自分自身が“持っているもの”は何か?
周りと比べて「不足しているもの」ではなく、自分自身がすでに「持っているもの」を再確認します。普段気づきにくい「当たり前」の中には、必ずあなただけの能力や才能が潜んでいます。
3)行 動 ── 情熱の源はどこにあるか?
お金に関係なく楽しめること。誰に頼まれなくても、ついやってしまうこと。自分にとっての「心地よい行動」を明確にし、枯れないエネルギーの源泉を探っていきます。
4)環 境 ── 自分が自分でいられる場所は?
萎縮してしまう時はどんな時ですか? 反対に、自分らしくいられる時は? 理想の「人との関わり方」など、自分が自分でいられる「環境」を探ります。
このように内側を探っていくと、自然に「自分は何をする人として存在したいか?」が浮かんでくるはずです。ポイントは、湧き上がってくる感覚に正直になることです。
あり方を明確にするメリット
自分にとっての「あり方」は、ビジネスを方向づけるものであり、人生や仕事の判断基準になります。最近、多くの人が“正解”を求めているように感じます。そして「自分はどうすればいいのか?」と迷い、その答えを外側に求めています。ビジネスの場面なら尚更かもしれません。
でも、自分にとって最適な答えは、「あり方」として、すでに自分の中にあります。この「あり方」という土台があってこそ「自己表現としてのビジネス」が立ちあがっていきます。次回は、この「あり方」をビジネスでの表現へと昇華させる「役割」についてお伝えしたいと思います。