自己表現としてのビジネス
mugwumpが目指すのは、「自己表現としてのひとりビジネス」を実りあるものにすることです。僕は、ビジネスを“自己表現の場”だと考えています。自分にしかできないことを、自分だけのやり方で表す。それが誰かの役に立ち、仕事になる。そんな状態を手に入れるためのお手伝いをしてきました。
自己表現とは、内側にある考え・感性・価値観、そして「伝えたいこと」を外に表すこと。ビジネスとして単に「売れればいい」ではなく、“自分”を生きていく上で必要なことだとも思っています。そんな「自己表現」の組み立て方を、今回から5回に分けてお伝えしていきます。少しでも参考になることがあれば幸いです。初回の今日は、その全体像について。
内側から積み上げる
僕は長年、デザイナーとしてクライアントさんの“らしさ”を形にする仕事をしてきました。その中で気づいたのは、『自己表現は“内側から積み上げると”うまくいく』ということ。その基本的な構造は、以下のようになります。
(1)あり方 ── 自分はどうありたいか?
自分の“生き方・価値観・理想の状態”を再確認
(2)役 割 ── 誰に何を伝えたいか?
自分の経験から得た気づきを“メッセージ”に変換
(3)価 値 ── 何を届けたいか?
自分の想いと世の中をつなげる“価値”を設計する
(4)世界観 ── どう伝えるか?
空気感や言葉で“感じさせる表現”をつくっていく
この順で積み上げていくと、デザインも言葉も“自分の本音”とつながった表現になります。誰とも比べる必要がない、自分自身が“ブランド”になる状態です。
自然とビジネスもうまくいく
多くの人は「自分を表現したい」と思ったとき、まず“外側”のことを考えます。見せ方、発信の方法やブランドイメージ。もちろん、それらも大切な要素です。でもmugwumpが重視しているのは、その「前」にあるもの、『自分の内側』を整理することです。そうすると、自然と“自分だけ”の表現がかたちになり、自然とビジネスもうまく回りはじめます。
次回の記事から、「あり方」「役割」「価値」「世界観」という4つの各層をひとつずつ丁寧に紐といていきます。「自己表現」をどうやって仕事として形にしていくのか。あなたの内側にすでにあるものを、一緒にかたちにしていきましょう。