何かを生み出すのに欠かせない“良質なインプット”について

自分の中に何が残ってるか?


デザイナーとして仕事をしてると、インプットの大切さを実感します。なぜなら、インプットしたものしかアウトプットできないからです。アイデアやデザインなど、何かを生み出そうとする時、特にそう感じます。

生み出す瞬間に必要になるのは「自分の中に存在する“感覚”」です。無いものは出せません。インプットの結果、自分の中に“残った感覚”だけがアウトプットの対象になります。「知識として知ってる」といったレベルでなはなく、“感覚”として残ってることが重要です。でも、僕たち人間の“感覚”は、残そうと思って残せるものではありません。

なので、僕はインプットを意識しないインプットを心がけています。自分の中に“入れ込む”ことを意識すると、どうしても余計な力が入ってしまいます。「自然体」で吸収できてるものは、自分の中に感覚として残っていきます。

良質なインプットに必要なもの


アウトプットの際にも「自然体」でいることが活かせます。自分の中にあるものを「そのまま」オープンにすること。人の目を意識すると、どうしても自分を“盛って”見せたくなります。そうなると、急場しのぎで付け足すようなインプットや、頭の中に詰め込むようなインプットが増えていくかもしれません。

それよりも、そのままの自分を表現する“勇気”を持つことの方が大事です。「自分に出来ることはこれだけだ」とある意味開き直ること。もちろん「何も努力しない」ということではありません。良質なアウトプットのために、自分の中に“残る感覚”を増やしておく必要があります。

そのためにも、自分の感性が喜ぶ機会を増やすこと。何を見た時、何を聴いた時、どんなことを体験してる時に自分の感性が喜ぶのか?知識を詰め込むんじゃなく、自分の感性にしっかり意識を向けること。それこそが良質なインプットに必要なことだと感じています。

Communication Designer / 津江 祐一

“コミュニケーション”をテーマに2003年からグラフィックデザイン会社を経営してきました。デザイナーと経営者、両方の視点から気づいたことや感じたことなどを綴っています。何かひとつでも参考になれば幸いです。

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