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伝わるブランディングにしていくための“あり方”


“伝わらない”理由


前回は、「“あなたから買いたい”が生まれるブランディング」についてお伝えしました。それは「共鳴」によって生まれること。そしてその共鳴は、内側と外側が“一致”しているときに起きる、という話でした。では、その“一致”をどうやってつくればいいのか。今回は、そこをもう少し具体的に掘り下げていきます。

ブランディングというと、「伝わる印象」から考える方が多いようです。どう見られるか?どう思われるか?サービス内容やホームページなどの“表面”を変えて、良い印象を持ってもらうことを目指すなど。もちろん、それらも大切な視点です。ただ、そこから始めてしまうと、自分が意図したような伝わり方にはなりません。なぜなら、前回お伝えしたように、「内側と外側が一致していない」状態だからです。では、どうすれば一致するのか。


“あり方”から始める


そのために必要なのは、「あり方」を明確にしていくことです。ここで言うあり方とは、「自分は何をする人として存在したいのか」ということ。あり方は、ビジネスの方向性を決めるものであり、同時に、すべての表現の土台になります。

あり方が定まってくると、表現が自然なものになり、相手に伝わりやすくなってきます。だからこそ、僕はホームページなどのデザインをする際には、ここを一番大切に扱っています。では、あり方はどうやって見つけていけばいいのでしょうか?クライアントさんとのセッションで使っている、以下の4つの視点から見ていくと効果的です。


“あり方”を見つける4つの視点


1)価値観 ── 何に価値を感じるか?
「こうあるべき」ではなく、自分が実際に何に心を動かされるのか。嬉しさや違和感など、身体で感じる感覚が手がかりになります。

2)能力 ── すでに持っているものは何か?
足りないものではなく、すでに持っているものに目を向けます。当たり前すぎて見落としている中に、自分だけの強みが隠れていることが多いです。

3)行動 ── 情熱の源はどこにあるか?
売上に関係なくても、頼まれていなくても、やりたくなること。そういった行動の中に、無理なく続けられるエネルギーの源があります。

4)環境 ── 自分が自分でいられる場所は?
どんなときに自然体でいられるのか。どんなときに萎縮するのか。人との関わり方も含めて、自分が心地よくいられる環境を見ていきます。


“あり方”を表現に昇華させる


この4つを丁寧に紐解いていくと、「自分は、何をする人として存在したいのか」が、少しずつ見えてきます。答えをつくるというよりも、もともとあったものに気づいていく感覚です。

この「あり方」を、ビジネスでの表現へと昇華させるために必要のが、それぞれが持つ「役割」を明確にすることです。自分が経験してきたこと、その中で得てきた感覚や気づき。それを、どうやって人に届けていくのか。次回は、この「役割」について、もう少し具体的に触れていきます。

AUTHOR

Designer / 津江 祐一

デザインの方法論を使って「イメージを形にする」ことを20年以上続けてきました。これまでの経験を生かし、“感性を成果につなげる”をテーマに開業ツールなどのデザイン制作を行なっています。

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