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ブランディングは“見せ方”よりも“生き方”で


ブランディングに対するイメージ


ここ10年くらいで、「ブランディング」という言葉がかなり一般化してきました。ビジネスに活用できる手段として広く知られるようになった一方で、そこに“痛々しさ”を感じている人も少なくない気がします。

自分をキラキラ見せること。すごい人に見られるための演出をすること。そんなイメージが、この言葉にまとわりついている気がします。実際、そういう使われ方をしていることが多いのかもしれません。では、そもそもブランディングとは何でしょうか?


そもそもブランディングとは?


ブランディングとは、企業が「どうすればお客さんが買いたいと思うか」を考え、実際に買ってもらうための計画や行動の全般を指します。企業全体をブランディングすることもあれば、商品やサービス単体で行うこともあります。

これを個人事業に置き換えると、“指名買い”が起こること。「あなたから買いたい」「あなただからお願いしたい」と思ってもらうための取り組み全体です。なので、ブランディングとは、ビジネスにおいての“買ってもらうためのイメージづけ”とも言えます。


“生き方”をそのまま表す


ブランディングで目指すのは、売る側と買う側の“意思”の重なりです。『こう思われたい(売る側)』=『こう思う(買う側)』。この2つが一致したときに、“ブランド”が成立します。これは企業でも個人でも同じです。

ただ、mugwumpが大切にしたいのは、この「こう思われたい」の中身です。「すごいと思われたい」「価値があると思われたい」。そういった見られ方を“操作”するのではなく、「自分がどう生きているか」をそのまま表すこと。自分の価値観や考え方、大切にしていることを、そのまま届けていく。そうすることで、同じ感性を持った人が自然と引き寄せられてくる。

売れるかどうか、人気が出るかどうか。その前に、自分が本当にやりたいことをやる。それを誰かの役に立てる。その状態をつくっていくための「手段」として、ブランディングを活用するというのが、mugwumpの考えです。


“より良く生きるヒント”を届ける


そしてもう一つ。「買ってほしい」を中心に据えるのではなく、「より良く生きるためのヒント」を提示すること。自分がどう生きてきたのか。何を感じてきたのか。そこからどんな気づきを得てきたのか。それを表現として届けていく。

すると、それを受け取った人が「自分もそう生きていいんだ」と感じられるようになる。こういったブランディングのあり方は、ひとりでビジネスをしていく僕たちにとって、とても自然で無理のない形だと思っています。


“生き方”がそのままブランドに


ここ最近のブログでは、「感情を認めること」「違和感に耳を傾けること」「感覚を信じること」「自己表現をビジネスに乗せること」といった話をしてきました。これらはすべてつながっていて、このプロセスを積み重ねていくことが、そのまま「あなたにしかないブランド」になっていきます。

ブランディングとは、自分を必要以上に大きく見せることではありません。自分を生きることで、自然と立ち上がってくるものです。次回は、「なぜそれが指名買いにつながるのか」。その仕組みについて、もう少し具体的に書いていこうと思います。

AUTHOR

Designer / 津江 祐一

デザインの方法論を使って「イメージを形にする」ことを20年以上続けてきました。これまでの経験を生かし、“感性を成果につなげる”をテーマに開業ツールなどのデザイン制作を行なっています。

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