“少数派”として日々感じること
mugwumpは、世間一般で言うところの“少数派”の人たちを対象にしたデザイン制作サービスです。世の中で“普通”だとされる価値観が、自分には合わない。“皆んな”とは違っても、自分だけの感性や価値観は大切にしたい。周りには理解されないけど「やりたいこと」がある。そんな想いを持つ人たちの『自己表現を“仕事”にする場』として、このmugwumpがあります。
こんな風に考えるのは、僕自身も“少数派”だと感じているからです。僕たちは、色んな違和感や孤独感を抱えながら、“多数派”の中で生きています。その中にいると、自分の考えや「やりたいこと」が無意味に思えたり、自分自身が「誰からも必要とされてない」と感じてしまうことがあるかもしれません。
“やりたいこと”をやるだけ
僕たちのような事業主・経営者という立場であれば特にそうです。売上や人間関係を優先させるあまり、自分の本心を抑えて「やりたくないこと」にも手を染めてしまう。僕自身の経験から実感してることですが、その方向性では絶対にうまくいきません。むしろ、売上や人間関係は悪くなる一方です。
では、どうすればいいのか?それは「やりたいこと」を、やりたいようにやるだけです。「やりたいこと」には、人の気持ちを動かす力があります。どの人のどんな想いもそうです。その想いをオープンにして世の中に送り出したとき、それを大事に受け取ってくれる人が現れます。僕は、クライアントさんがそれを体験する場面を何度も見てきました。「やりたいこと」ができてれば、売上も人間関係も必ずうまくいきます。
教え込まれた“普通”の感覚
しかし、“やりたいこと”と“仕事”は別ものだと感じるかもしれません。それも当然のことだと思います。僕らは学校や家庭で、自分の「やりたいこと」ではなく『皆んなと同じであること』を良しとする教育を受けてきました。社会に出てからも同様で、自分の意思を抑えることが“普通”だという風潮の中で生きています。
でも、“少数派”の人たちは、それに違和感を感じてるはず。そして、自分の気持ちに正直になってるからこそ、何かを“やりたい”って気持ちをずっと持ち続けてるんだと思います。その芽は絶対に摘まないでください。その想いを必要としてる人が必ずいます。
人の気持ちを動かすのは“想い”
僕たちは、幼少期からの教育やたくさんの情報を浴びる中で「仕事とはこういうものだ」という先入観を持ってしまってるのかもしれません。そして、世の中の多くの人は、それがうまくいくための“テクニック”を欲しています。しかし、テクニックで人の心が動くことはありません。仕事の本質、ビジネスの本質は「人の気持ちが動く」ことだと思います。人の気持ちが巡っていくのに比例して、お金も巡っていく。そんな構図になってる気がします。
その“気持ち”を動かすのは、それぞれの奥深くにある「想い」です。やりたい、やってみたい。その感覚を丁寧に紐といていくと、仕事としての表現に変えていくことができます。ここでやってる「デザイン制作」の意義はそんなところにあります。次は、あなたの想いをかたちにさせてください。