BLOG

“自分だけの表現”が仕事になっていく瞬間の話


“自分だけの表現”を仕事に


ここで目指しているのは、クライアントさんにとっての“自分だけの表現”が仕事として成り立つことです。本当にやりたかったこと、自分にしかできないことを仕事にする。

世間一般でいうところの「正解」に合わせるんじゃなく、自分が奥底で感じる「こうしたい」という想いを仕事として表現していく。そういった“自分だけの表現”をかたちにする場として「デザイン制作」を活用してほしいと思っています。


“内側”を探る時間


そのためにも、「セッション」と称したクライアントさんの『内側を探る時間』を設けています。通常、デザイナーとの打ち合わせでは「どんなデザインにするか?」を話し合うことが多いんだと思いますが、ここではまず“内側の声”を聴くことからはじめます。

「これからこうしていきたい」という想いや、いつも感じてること。これまでに経験してきたことや、そこから気づいたことや学んだこと。そういったことの中から、そのクライアントさんだけが持つ強みや売りを見つけ出し、その方にとっての“自己表現”をかたちにしていきます。


自然とイメージが生まれる瞬間


この「セッション」は、僕が一番大切にしている時間です。強みや売りを探っていく機会でもありますが、僕自身がクライアントさんのことを“感じとる”時間でもあります。しっかり感じとることができると、その方に合ったデザインのイメージが自然と浮かんできます。

僕は、その瞬間がたまらく好きです。そこで浮かんだイメージをかたちにする作業も楽しんではいますが、この「イメージが生まれる瞬間」にすごくワクワクします。クライアントさんの想いと、僕自身の高揚する気持ち。それが合わさっていくと、必ず美しいデザインに仕上がっていきます。


つながりたい人とつながる


不思議なもので、“想い”が乗ったデザインは「伝わってほしい人」に伝わります。クライアントさんからも「来てほしいお客さんばかりが来てくれる」という声もよくお聞きします。フィーリングの合うお客さん、同じ境遇のお客さん、会う前からファンでいてくれたお客さん。“想い”を乗せた発信は、こういった人たちにちゃんと伝わります。

このように“自分だけの表現”は、つながりたい人とつながることができます。大衆に受け入れられなくても、自分のことを必要とする人たちの役に立つ。自分にしかできないこと、自分だからそこできることを仕事にする。それこそが、“自分”を生きることだと思っています。mugwumpのデザイン制作で、そのお手伝いができれば幸いです。

AUTHOR

Designer / 津江 祐一

デザインの方法論を使って「イメージを形にする」ことを20年以上続けてきました。これまでの経験を生かし、“感性を成果につなげる”をテーマに開業ツールなどのデザイン制作を行なっています。

© tabloid Co.,Ltd.